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デジタルガーデンの公開をはじめた。

デジタルガーデンの公開をはじめた。

堕落との戦い

Obsidianをはじめて3年くらい、そこそこのファイル数が溜まってきた。満を持して公開していく……なんてことはない。公開を前提にせずにやっていると、とにかく見た目に気を使わなくなる。書きかけで放置されたファイルであったり、そもそも中身のないファイルであったり、時期によって書き方の違う書誌情報であったり。そんなカオス状態をどうにかしようと思って、満天下にさらけだすことにした。

持続可能な公開のかたちとは

ブログ

とはいえ、ブログとして公開するのはあまり気が進まなかった。実際重年以上前に2回ほどブログを始めたことがある。一つははてブだったかな?これは1回投稿してやめたと思う。なんというか、面白い文章を書こうとして、自分に無意味なプレッシャーをかけたのが敗因だったのだろう。つぎはTumblrだった。これはもうちょっと続いたと思う。リブログ専だったけど。結局のところ、リブログだけならTwitter使うほうが手軽だというのが大きかった。

いま振り返ってみれば、まともな分量のある投稿を行うというのは、その頃の自分にとっては難しかったのだろう。あのころは2000字のレポートでも苦労していた記憶がある。実際いまもむずかしいが。

SNS

最初のブログをつくった1年くらい後に、Mixiを始めた。Mixiはブログより続いたと思う。ただ、最初のブログをやめたときと同じように、ウケ狙いの毒がすぐにまわってきた。実際の友人がおもな読者というのもよくない。あんなの見栄を張りたくなるにきまっている。見栄を張って名文、名エッセイを目指した結果、何もかけなくなった。

さて、Twitterである。プロフのリンクから見てもらえばわかると思うが、けっこう古参である。そして古参にも関わらず、圧倒的にツイートもフォロワーもすくない。なんてことはない。登録した時期が妙に早かったせいで、一番自由だった時期をエンジョイしそこねたのである。2011年、震災を期に、よく閲覧するようになったが、その頃にはもう戦場と化していた。官邸前デモ、「放射脳」、バカッターなど、キーワードを聞けばみなさんも思い出されるのではないか?むかしのTwitterが平和だったなどというのは幻想だ。ともかく、戦場でゆっくりしようという気にはあまりならなかった。いつ、どんな発言が炎上を招くのだろうか。そんな気持ちでおっかなびっくり発信を続けるほどの度胸はなかった。

Twitterを閲覧専用でつかうというのは、それ自体は悪いことではないと思う。しかし、いまから遡って考えると、短文でもいいから、頻繁にどこかへ文章を発信するという行動様式を身につけていれば、書くことへの苦手意識が強くなることもなかっただろう。

閑話休題。ノンストップライティング

ここまで読めば分かる通り、おれは文を書くのが苦手だ。長文も短文もかけない、書かない。そんな状況を変える転機になったのが、読書猿氏のブログでみたノンストップライティングだ。(その記事はこちら書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ)1
昔の自分と比べて、文章力が上がったという感じはしない。自己検閲を突破し、とりあえず記録を残すこと。それだけはうまくなったとおもう。

そしてデジタルガーデンへ

Obsidian界隈にいると、デジタルガーデンという言葉を目にすることが多い。たとえばMinervaさんの記事デジタルガーデン - Minervaデジタルガーデンとはなんなのか?調べてみると、なんとも魅力的である。ブログほどフォーマルでもなく、Twitterほど騒がしくもない。そのまんなかで、自分のために記録をのこす個人サイト。完成したドキュメントをのせるというより、漸進的に完成を目指していくというスタンス。多分いまのじぶんに必要なものなのだろうと感じた。

おわりに

正直公開をはじめて2週間くらい経っているはずだが、とくに既存のドキュメントのブラッシュアップを行っているわけではない。ただ、最近書きはじめたものに関しては、少しづつ内容が整ってきていると思っている。思ってるのはおまえだけだろって?確かに……

だいたい箇条書きだもんな。

脚注

  1. 1

    ノンストップライティングという名がついたのは『アイデア大全』だったっけ?

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あさだあめ

あさだあめ

本を読んだりするおじさん。Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。