課題図書を設定するか(ブローガストday2)
ToC
課題図書を設定するか(ブローガスト2日目)
あいさつ
みなさん、お元気でしょうか。私は2時睡眠→5時起き、10時睡眠→12時起き、そして14時睡眠→16時起床です。廃人やんけ!!
せっかくなので、ちょっとインタラクティブにやりたい
ブローガスト、けっこう参加者がいるようだ。もう一度「自由研究」をやりたい。(ブローガスト1日目) 正直、最初はいつものようにだらだらと更新をたれながすつもりだった。しかし、ゆるい同盟のような輪郭が見えてきたいま、そのスタンスでいいのか?という思いが芽生えた。
やっぱり踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊る阿呆じゃないか?
というわけで主催者?のねじまきさんからの提案にのってみます。
夏休みの課題図書
といっても自由研究は個人的にハードルが高い。おれは超移り気かつ無計画なので、系統だった学習、資料収集とかは苦手である。のちのち公開することもあるだろうが、読書メーターの読書履歴を見てもらうとわかりやすい。この男、なにも考えず、とにかく棚で目があった本を手にとっているのである。
だから、今回は課題図書を読むというかたちで参加することにした。
Not All Dead White Men Classics and Misogyny in the Digital Age 2018
Not All Dead White Men: Classics and Misogyny in the Digital Age by Donna Zuckerberg | Goodreads
アメリカのマノスフィア(男性圏)で、いかに西洋古典が利用されているのか?古典学者ドナ・ザッカーバーグによるリポート。「なんかストア派が急に流行ってて怪しいな?しかもテック系でというのが怪しい」という陰謀論じみた妄想にみちびかれ、手にとった本である。ただこのまま積むのもなんか勿体ない気もする。この機会に読んでいきたい。
クィア・レヴィナス
アセクシュアルアロマンティック入門を読んだ。そこで、性愛について性器を中心におく前提にたいして、相対化するのも重要なんじゃないかと考えた。そこで気になったのがこのポストである。
https://bsky.app/profile/ilyaunetrace.bsky.social/post/3ltlxatz4u22x
レヴィナスとクィア・スタディーズという組み合わせは聞いたことがない。これも興味を惹かれたところである。AVはペニスのヴァギナへの挿入をあたかも「正しい」セックスであるかのように描くけれど、身体をただ愛撫し合うセックスがあっていいし、そもそも性器を使わないセックスがあったっていい。ペニスとヴァギナだけが全てじゃないし、色んなセックスのかたちがあっていいという気持ちで『クィア・レヴィナス』を書きました。
— いりや/古怒田望人@単著『クィア・レヴィナス』発売中(they/them/いりや) (@ilyaunetrace.bsky.social) 2025年7月10日 17:51
一方で、これを読むにあたっての懸念点はなくもない。ぶっちゃけ、レヴィナスはあんまり好きじゃないんである。青土社 ||哲学/思想/言語:分かれ道を斜め読みした結果、「口では倫理的なことをいいながら、パレスチナ人は石ころ扱いするやつ」みたいな印象に塗り替えられたのだ。
さらにレヴィナスは、1982年にイスラエル国家がレバノン侵攻を行ない、その過程でサブラーとシャティーラの難民キャンプの大虐殺を煽ったことで、大きな国際的批判にさらされているその最中で、公然とシオニズムを正当化してみせた。曰く、「シオニズムは倫理的な正当性をもった政治的理念であり、ユダヤ人が多数を占める政治的単位がどこでもよい場所にではなく存在することが必要。」(1982 年「イスラエル――政治と倫理」)早尾貴紀、「シオニズムに対するレヴィナスとデリダの距離」、『Supplément』第3号、2024年、32–37頁より引用
まぁ読んでいくうちに色々変わるでしょう。
おわりに
とりあえず今日はここまで。2日目にして、はやくもネタが尽きてきた。