「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える 生活保護問題対策全国会議(編集) - あけび書房
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書誌情報
title: 「生活保護なめんな」ジャンパー事件から考える (セイカツホゴナメンナジャンパージケンカラカンガエル)
author:
publisher: あけび書房
publish: 2017-07-25
読書メモ
2025-01-08
- 前提として。この本で扱われている事件
- 2017年、小田原市の生活保護担当部署職員が、「保護なめんな」「不正を罰する」など、保護利用者を威圧するジャンパーを着て対象者を訪問していた事件。
- ヤミの北九州方式との共通点
- ってなんだ。
- 水際作戦、硫黄島作戦、改廃差の管理
- 水際作戦 窓口で止める
- 硫黄島作戦 過剰な就労指導と辞退の強要
- 予算設定 保護費を減らすことに血道を上げる
- 1967年にきた天下り官僚が発端?らしい。以来32年間、生活保護切り捨てモデルを考案p109
- 保護率6.7から1.3へ。数字の根拠は?
- ノルマによる管理
- 水際作戦で6分の1に。辞退強要(硫黄島作戦?)では、CW一人あたり5件廃止。
- ベテランによる職能集団だった福祉事務所の解体
- 昇進インセンティブで若手を送り込む
- 2005年から2007年に4件の餓死、自殺事件を引き起こした
- 生活保護バッシング小史
- 2012 次長課長の母親問題(不正とは言いがたいらしい)
- 2013 兵庫県小野市の「福祉給付制度適正化条例」
- ?年 大分県別府市のパチンコ利用者への保護停止問題
2025-01-19
- ケースワーカーのなかに、社会福祉士、精神保健福祉士の資格を持っている人間がすくない。
- 0%(2012年)
- ケースワーカー充足率も全国平均以下。一人あたりの担当世帯数が100を超えることも。
- 在職期間も短い。2年前後。
- 公務員の異動問題。これは税金で買った本でも見た。p26-27
感想
なんというか、義憤を満足させるために読もうとしたが、生活保護科が役所の中で差別されているような、複合的な差別をみていると、自分の浅はかさが悲しくなってきた。仕事からの疎外感がある意味あのジャンパーを作らせたのかもしれん……。それに職能にかんする無理解が気になった。図書館司書とも共通点がありそう。上の奴らは、誰でもできる仕事だと思って、金も出さないし資格の意味も認めない。あと公務員バッシングというか、市民を雇わない国家という感じもした。おそらく人手不足も問題を引き起こしてそう。見えないジャンパー問題はある。市民の奇異の目がひどい。うちの親もまぁそう考えるタイプだ。小田原市の事件に関しても、市民からは支持の声がかなり多かったと聞く。本当にグロテスクだよなぁ。世の中から離れて灯台守とかなれねぇかな。と NO SIGNAL(ノーシグナル)を引きずっている。あとは自作農なんだ。自給自足こそが、この世の中からの撤退を可能にするんだ!。まだ三分あるんか……もう書くことないな。なんかあったっけ。改善しているんだった。これは結構希望が持てるニュースなんだが、ネットのやりすぎなので、「まーたくれーまーが成功経験を得たか〜〜」くらいにネットで消費されてるんやないかと勝手に落ち込む。でもやっぱり対話は重要なんじゃないかとは思うが。むむ、あと少し書くのか。いやぁ疲れてきたな。フリック入力は辛い。キーボード持ってきたらあかんの横の喫茶店。
追記
2025-07-04
この時期はフリー・ライティング(ノンストップ・ライティング)による感想出しを試していた。2025-07-04現在では、そこまで文章を書くことへの忌避感はないが、当時は自己検閲が激しく働いていたので、こういうかたちにならざるをえなかったのだろう。