何が投票率を高めるのか
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書誌情報
title: 何が投票率を高めるのか
author: 松林 哲也
publisher: 有斐閣
publish: 2023年08月発売
内容
期日前投票期間や投票所の数,選挙啓発活動や議員定数の不均衡などの投票環境条件に注目し,それらがどのように投票率に影響を与えているのかを実証的に論じます。日本の有権者を対象とした投票率についての最新の研究成果をわかりやすく解説!
第1章 何が投票率を高めるのか?
第2章 投票所が近いと投票に行く?─投票所と投票参加
第3章 「投票日,雨の予報」は投票率に影響する?─投票期間と投票参加
第4章 投票啓発活動は投票率向上に効果的?─社会規範と投票参加
第5章 なぜ地方で投票率が高いのか?─議員定数不均衡と投票参加
第6章 新しい政党の参入は投票率を高める?─政党と投票参加
第7章 女性議員が増えると投票率は上がる?─議員属性と投票参加
第8章 投票率をどうやって測る?─データとしての投票参加
第9章 投票率が向上すると政治は変わる?─投票参加の政策的帰結
何が投票率を高めるのか | 有斐閣
読書メモ
感想
2025-12-08
3章まで読みました。
今のところ、どういった要因が投票率に影響を与えるのか、投票データの分析から考える本ですね。デモクラシーはどうあるべきか?とか、国民は政治に絶望しているのでは?とか、ともすれば空中戦になりそうな議論は今のところないですね。
雨の日は投票率が下がるのか?という問いを見て、雨の日は図書館の利用者が減るのか?という『図書館を学問する』の一章を思い出しました。気象データは使いやすいんでしょうか?
けっこう期日前投票制度が頑張っているなという印象です。悪天候や投票所への距離は、選挙日当日の投票への負の影響があるんですが、期日前投票制度がそれを緩和しているようです。
