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人間はどこまで家畜か

書誌情報

ないものとされた世代のわたしたち
author: 熊代亨
publisher: イースト・プレス
publish: 2024-10-04

読書メモ

感想

この本は人間がどれだけ家畜化していったのかを生物学の知識とか文化史かな?アナール学派の本を参考に通時的に見ていった本。しかし、この本の白眉と言えるのは精神科医としての経験が書かれた4章である。ここでは日本の福祉行政の悪いところを示しているように思われる。論旨を述べるとと、人間は自ら家畜化していった。家畜化していったというのはと攻撃性を失い、攻撃性や衝動性を失い。今規律に従うように進化するということだ。まあ、これは犯罪の減少や社会の安定などプラスの面もあった。しかし同時にこの枠に入りきらない人、社会に適用できない人を増やすことにもなったのではないだろうか。

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ノート名関連性
進化と人間行動 第2版

脚注

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    あさだあめ

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