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公開性の根源

書誌情報

公開性の根源
author: 大竹弘二
publisher:
publish: 2018-04

読書メモ

キーワード

2024-11-18

  • 秘密政治と公開性
  • 第三章
    • マキァヴェッリには公開性の萌芽が認められる
      • 秘密政治のあり方を世の中に晒したこと。
    • マキァヴェッリ論争
      • 彼は君主主義なのか、共和主義なのか。
    • タキトゥス主義とはなんであったか
      • マキァヴェッリは非難の対象になっていた。にもかかわらず、彼が衆目に晒した秘密政治の技術に人々は興味を示した。そこでタキトゥスが秘密政治の教師として復活した。
      • ユストゥス・リプシウスの影響
        • タキトゥス全集を刊行した
      • 政治のメカニズムへの興味
        • 混乱する世相という背景。
      • 国家理性
        • 政治が自律的に自らの安定性を維持する手段
      • 『国家の機密について』1605
        • アルノルト・クラプマルの遺作。タキトゥス主義とアリストテレス主義の接合
      • 法学が栄え、アルカナ・インペリィが廃れる

2024-11-26

  • 第七章
    • エイコン・バシリケ
      • チャールズ1世の弁明、自叙伝とされるもの。実際には別人が書いたらしい
      • 無垢な殉教者として死ぬ一人の男というイメージ戦略
      • 兵庫県知事選での一連の出来事を想起させる
    • 『エイコノクラステス』ミルトン
      • 上に対抗するために書かれた政治パンフレット
      • ミルトンって政治本結構書くんだな。アレコパギティカとか。
      • 「感情過多の行き過ぎた大衆」p221
      • 自分の手で 自分を 殉教者である と記す 者は 下手くそな画家のようなものであるp221
        • ミルトン先生のパワーワード集
    • エイコン・バシリケのほうが影響力があったとのこと。
    • ポピュラーイメージに理性は勝てない……?
    • 演劇と政治思想
      • 木庭顕みたいな話だ
        • ベンヤミンの『ドイツ悲劇の根源』
      • ラシーヌ、ローエンシュタイン(情念)とコルネイユ、グリュフィウス(恒心)
  • 第六章 情念の統治
    • ストア派由来のセルフ・コントロール
      • 怒りをコントロールすることは内戦の克服につながるという社会的要請
      • ユストゥス・リプシウス
      • 自己統治と服従は近代的個人の基礎 ゲルハルト・エストライヒ
    • 利益誘導
      • これも内戦の克服につながる
      • 統計、算術による支配

2024-11-28

  • 代表的公共性
    • 君主が自ら栄光を演出すること
  • 市民的公共性との対抗関係
  • 代表制vs民主主義
    • たとえばルソーとか
      • 政治が劇場に似たものとなるとき、民主主義は没落するp292
  • 処刑の民主化
    • 処刑は権力を見せつけ、君主の威信を回復するための儀式だった
    • ギロチンの普及は処刑をテクニック、スペクタクル制をもたない機械的なものにした
  • 議会主義の美学

感想

第三章政治の技術としての

追記

2025-07-04

読書メモのとりかたを模索していた。キーワードというセクションを作って、難しそうな固有名詞を隔離するという方法はあまり役に立たなかった。あとでそれらのノートを立項するわけでもなかったし。

関連ノート

ノート名関連性

脚注

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    あさだあめ

    あさだあめ

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