村に火をつけ、白痴になれ
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アナキストでフェミニストの伊藤野枝の生涯を、ポップな文体で描く伝記。社会の規範に抗い、自らの欲望に忠実に生きた野枝の姿を通じて、現代社会の息苦しさを打ち破るための思想的ヒントを探る。
村に火をつけ、白痴になれ author: 栗原康 publisher: publish:
2020
読書メモ
感想
伊藤野枝の伝記。伊藤野枝のキャラクターが立っている。短くも濃い野枝の人生のいろんなエピソードを、「わがままに生きる。カネはなんとかなる。邪魔するやつはは許さない」ぐらいの行動原理で説明している。ポップな文体も相まって、涼宮ハルヒや最近流行りの成瀬は天下を取りにいくのフェミニズム・アナキズム版ってかんじだ。
いっぽうで著者の「噛み砕きグセ」とでもいうべき悪癖は気になる。この本に限らず、著者の本には、「ここまでわかりやすく、ポップにしないとわからないだろう」という諦念なりパターナリズムを感じることが多い。この点では、中高生に自衛官合祀事件の判例を読ませる木庭顕のほうがよほど真剣に人間と向き合っているのではないか。
関連ノート
| ノート名 | 関連性 |
|---|---|
| アナキズム | |
| 大杉栄 | |
| 伊藤野枝 | |
| asadaame |
脚注
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