自公政権とは何か
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書誌情報
title: 自公政権とは何か
author: 中北浩爾
publisher: 筑摩書房
publish: 2019/05/07
単独政権が可能な自民党は、なぜ連立を解消しないのか? 福祉重視の公明党はなぜ、自民党と連立するのか? 「連立」から日本政治を読み解く、初の本格的分析!
はじめに もはや単独政権の時代ではない
第1章 神話としての二党制
第2章 連立の政治学
第3章 非自民連立から自社さへ
第4章 自公政権の形成と発展
第5章 なぜ民主党政権は行きづまったのか
第6章 自公政権の政策決定とポスト配分
第7章 自民・公明両党の選挙協力
おわりに 野党共闘と政権交代を考える
感想
読書メモ
2025-10-11
- 公明党が政権離脱という報道を見て、ついKindleで購入してしまった。「鉄は暑いうちに打て」ではないが、話題がホットなうちに読みたいな。
- 中北先生の本を読むのはおそらく2冊目。 最初に読んだのは、KindleUnlimitedにはいっていた、自民党政治の変容だったかな。
2025-10-13
- 昨日寝る前に48ページまで読んだ。
- デュベルジェの法則
- 比例代表制では多党制が、小選挙区制では二大政党制が形成されるという法則。
- サルトーリの分析
- なんだったかな……
2025-10-24
- サルトーリの分析の重要なところ
"自公政権とは何か ──「連立」にみる強さの正体 (ちくま新書)"(中北浩爾 著)からのこの引用を読んであなたのことを思い出しました。
"デュベルジェの著作にもみられる一党制、二党制、多党制という伝統的な政党システムの分類を大きく刷新することであった。すなわち、従来の政党数に加えて、政党間のイデオロギー距離という新たな変数を導入し、一党制、ヘゲモニー政党制、一党優位政党制、二党制、穏健な多党制、分極的多党制(極端な多党制)、原子化政党制の七つの類型を導き出したのである(1‐①)。"
こちらから無料で読み始められます:https://a.co/aXUb9aA
- サルトーリの分析の重要なところ
- 一党優位政党制という分析視座の提供
- 強力な政権党がその過半数をにぎり、政権交代が起きづらいかたち
- 55年体制の日本とか
- 強力な政権党がその過半数をにぎり、政権交代が起きづらいかたち
- 多党制を2つに分類して考えたこと
- 分極的多党制
- イデオロギー的に対立する政党が林立し、その合間を縫うように中道政党が単独あるいは連立で政権をにぎる
- ワイマール共和国が典型
- 💭見るからに不安定だなぁ……
- イデオロギー的に対立する政党が林立し、その合間を縫うように中道政党が単独あるいは連立で政権をにぎる
- 穏健な多党制
- イデオロギー的に距離の近い政党が、求心的に対抗しあう。その中で連立して政権を握る。
- 『現代政党学』が書かれた1976年ごろの西ドイツやスウェーデンが該当。
- イデオロギー的に距離の近い政党が、求心的に対抗しあう。その中で連立して政権を握る。
- 💭現在の日本の政治状況はどう考えるべき?
- 分極的多党制
- 一党優位政党制という分析視座の提供
